特産品からクラフトコーラ/生産者の思いとともに/美馬市 西岡明美さん、河野江里さん
_「『ふっかるコーラ』で地元・美馬市を盛り上げたい」と笑顔で話すのは、会社員の西岡明美さん(28)と河野江里さん(28)。特産農作物を生かしたクラフトコーラを開発・販売している。
_「ふっかる」とは「フットワークが軽い」という意味の若者言葉。「私たちのコンセプトが『一度きりの人生、軽やかにフッ軽に』なんです」と西岡さん。
_〝地元に人が集まるような場所をつくりたい〟という目標に向けて、できることからしよう、まずは看板メニューをと思っているところに、図書館でクラフトコーラの本と出合い、これだとひらめいたという。
_同市の特産品「みまから唐辛子」や、木屋平地区産のサンショウなどを入れた、ここでしかできないものを作りたいと、試作を何度も繰り返し、スパイス1粒まで吟味して作り上げた。
_「ベーシックはできたのですが、もっと『みまからマシマシバージョン』があったらとの声もいただくので、開発している途中です」と河野さん。「生産者あっての製品です。生産者さんの熱い思いも乗せて頑張ります」と意気込んでいる。
「炭酸水はもちろん、ビールや赤ワインで割ってもおいしいですよ」と河野さん(左)と西岡さん