徳島県鳴門市 谷口 一郎さん
若い担い手に加入を勧める
__会社勤めをしていましたが、結婚を機に農家に転身しました。水稲は周りの方から依頼を受けて増えていき、今では当初の倍以上の面積になりました。レンコンも規模拡大を続け、早生・中生・晩生と3種類を栽培し、今は早生の分の植え付けをしているところです。
__収入保険には初年度から加入しているのですが、最初はあまり乗り気ではありませんでした。昔からの農家の考え方として、収入が減ったり働き手が減ったりしても、自分たちが辛抱したらいいという思いがあったかと思います。
__しかし、うちは家族経営でもあるし、自分や家族に何かあったら収入にも直結するから、加入しておいた方がいいと父にも勧められ、加入を決断しました。
__これまで両親と妻と4人で農業に取り組んできましたが、その父が昨年亡くなり、3人になりました。そのため、どうしてもレンコンの掘り残しがあったり、作業が以前ほど進まないことがあります。このようなときに、収入保険に加入しているので、収量や収入が減ることがあっても乗り切ることができるのではないかと実感しています。若い担い手たちには勧めているところです。
__おいしいレンコンをもっと食べてもらいたいです。煮物を多めに作って、それを天ぷらにして食べるのもお勧めです。今後は、家族以外も雇用して、レンコンの規模を拡大していきたいですね。
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