農業共済新聞(6月)を掲載しました

農業共済新聞(6月)を掲載しました

高品質なキュウリ目指す
喜ぶ消費者を思って
阿南市  田村 可雄さん

_田村可雄さん(59)は、阿南市羽ノ浦町でキュウリを栽培している。「自分のペースで自由に仕事ができることが農業の一番の魅力」と話す。
勤めていた会社を辞めて、就農して9年目。両親のキュウリハウスを継ぎ、2年前には父と2人で約1年をかけハウスを建て替えた。
_栽培する品種は病気に強く、途中で成長が止まったりせず、順調に育ちやすいのが特徴。ただ、天候には左右されやすく、ハウス内の温度と地温の差が大きくなると変形の実が増えてくる。施設内の温度管理として換気や遮光などの対策が欠かせない。
_収穫したキュウリは主に県内や京阪神に出荷される。出来がよく、味も良いと好評だ。
_田村さんは「今後も消費者に喜んでもらえるようなキュウリを作っていきたい。高品質を保つための温度管理や消毒作業が大変だが、自分自身の頑張りが収穫量や消費者の笑顔に直結するためやりがいを感じている」と話している。