農業共済新聞(4月)を掲載しました

農業共済新聞(4月)を掲載しました

備えて安心 園芸施設共済
収入保険と同時で一層充実
徳島県吉野川市  岡田要介さん

_22歳からハウスナスを栽培しています。園芸施設共済には、ハウスナス栽培を始めた当初から、附帯(ふたい)施設と内作物の補償を付けて加入しています。加入当時、台風がよく来ており、ハウスに何かあったら経営が立ち行かなくなってしまうということで共済に入ろうと思いました。加入して間もない頃にナスの青枯病が出て、共済金に助けられました。
_2021年5月には、ハウスに火災が発生しました。施設本体から内作物のナスまで被害を受けました。そもそもは台風などの自然災害や内作物の病害などを心配していたのですが、まさか火災が起こるとは思ってもみなかったので、加入していて本当に良かったです。
_昨年から収入保険にも加入し、内作物も補償対象となりました。近年、野菜相場が全体的に下がっており、ナスは個人出荷なので価格の下落があった場合の対策になります。さらに、内作物だけの補償だったのが、露地で栽培しているブロッコリーも対象に加わるのは心強いです。
_洪水で吉野川の本流も昔から変わっています。台風も勢力が年々巨大化していて、この場所にもどんな水害が起こるか分かりません。大きな台風などが来てしまうと、普通の家でも飛んでしまうから、ハウスなんかすぐ飛びますね。自分の住む所だけ大丈夫だなんてことはないと思います。いろんな事態に準備をしておかなければいけません。
_現在、ナスの品種は「ラクロ」ですが、新品種の「PC鶴丸」を検討しているところです。また作業のメインになりつつある息子に後継者として経営を譲る準備に入っています。園芸施設共済と収入保険を合わせることで、さらなる備えと安心が得られると思っています。